うちぬき愛媛石鹸の美容成分④

うちぬき愛媛石鹸の美容成分の続きです。

【アロエベラ葉エキス】

アロエベラの葉から抽出されたエキスで多くの有効成分が含まれています。

お肌を保護し肌荒れを防ぎ皮膚をなめらかにします。

アロエ

 

【ローヤルゼリーエキス】

働きバチが分泌するローヤルゼリーから抽出して得られるエキスです。

栄養価がきわめて高く、タンパク質、ビタミン、ミネラル、炭水化物、脂質などをバランスよく含んでいる成分です。

お肌の水分、油分をバランスよく保ち、肌荒れを防ぎお肌を整えます。

ローヤルゼリーエキスイメージ

 

【カンゾウ根エキス】

マメ科の植物、カンゾウ(甘草)の根から抽出した成分です。

ポリフェノールの一種であるフラボノイドなどを含み、お肌を保護し年齢肌をすこやかに保ちます。

カンゾウ根エキスイメージ

 

【コンフリーエキス】

ムラサキ科植物、ヒレハリソウの葉から抽出したエキスです。

アラントインという成分が肌荒れを防ぎます。

コンフリーエキスイメージ

 

【ローマカミツレ花油(ローマンカモミール)】

キク科のローマンカミツレの花から取れる天然精油です。

青リンゴを思わせるような甘酸っぱい香りは鎮静効果があると言われています。

お肌を保護する働きもあります。

カモミール

うちぬき愛媛石鹸の美容成分①へ

うちぬき愛媛石鹸の美容成分②へ

うちぬき愛媛石鹸の美容成分③へ

うちぬき愛媛石鹸の石鹸基材成分・その他の成分へ

 

うちぬき愛媛石鹸

 うちぬき愛媛石鹸

 

 

うちぬき愛媛石鹸の美容成分③

うちぬき愛媛石鹸の美容成分の続きです。

【ヒトオリゴペプチド‐1(EGF)】

「上皮細胞増殖因子」や「上皮細胞成長因子」と呼ばれています。

アメリカのスターリン・コーエン博士が発見したタンパク質で、1986年にノーベル生理学・医学賞を受賞した成分です。

皮膚の再生医療の分野で研究されていたEGFは、当初とても貴重でわずか1gが8,000万円と高額でした。

しかし、抽出技術と生産技術が進み、スキンケアの美容成分としても利用できるようになりました。

見た目年齢が気になるお肌に、みずみずしさを実感できるエイジングケア成分です。

EGFイメージ

 

【ポリクオタニウム‐51(リピジュア)】

保水力はヒアルロン酸の2~3倍と言われています。

もともとは、医療用の人工皮膚や人工臓器のために開発され研究されていましたが、スキンケアの分野でも注目され使われるようになった成分です。

10回水洗いしてもお肌にとどまる特徴を持っていて、お肌の表面を保護し乾燥を防いでくれます。

リピジュアイメージ

 

【ユビキノン(コエンザイムQ10)】

ビタミンと似た働きをする補酵素で、補酵素Q10、ビタミンQとも呼ばれています。

体内のコエンザイムQ10は、20歳ころが最も多くその後は少しずつ減少していきます。

40歳前後を境に急激に減少してそのまま不足の一途をたどると言われています。

年齢を重ねたお肌に、強力にうるおいとみずみずしさを与えてくれる成分です。

コエンザイムQ10イメージ

 

【セラミドNP】

ヒト型セラミド(バイオセラミド)です。

酵母を利用して生成された、人間の肌にもともと存在するセラミドとほぼ同じ構造を持っている成分です。

年齢を重ね、生成が減少するセラミドを補い、乾燥を防ぎお肌のキメを整えます。

セラミドイメージ

 

【スクワラン】

深海に住むサメ類の肝油中に多く含まれるスクワレンを、水素添加して安定させた天然オイルです。

皮膚への刺激もほとんどなく、水分蒸散を抑えてうるおいを与え、お肌の柔軟性を保つとともにお肌をひきしめハリを与えます。

スクワランイメージ

うちぬき愛媛石鹸の美容成分①へ

うちぬき愛媛石鹸の美容成分②へ

うちぬき愛媛石鹸の美容成分④へ

うちぬき愛媛石鹸の石鹸基材成分・その他の成分へ

 

うちぬき愛媛石鹸

 うちぬき愛媛石鹸

 

 

うちぬき愛媛石鹸の美容成分②

うちぬき愛媛石鹸の美容成分の続きです。

【ブドウつるエキス(レスベラトロール)】

ブドウの若いつるに多く含まれるポリフェノールの一種で、年齢肌にハリとうるおいを与えるエイジングケア成分として注目されています。

レスベラトロールイメージ

 

【リンゴ果実培養細胞エキス】

収穫後4ヶ月経っても腐らない奇跡のリンゴと呼ばれている、スイス原産の「ウトビラー・スパトラウバー」というリンゴの幹細胞を培養したエキスです。

食用に適さなかったので市場からは姿を消したリンゴで、そのため現存している木が少なく、現在は希少品種として保護認定されています。

リンゴ果実培養細胞エキスはこの幹細胞に栄養を届けてお肌を整えてくれる成分。

健康的な素肌へ導き、美しく齢を重ねるためのエイジングケア成分です。

リンゴ果実培養細胞エキス

 

【アケビエキス】

植物性プラセンタ。

アケビの実の胎座を熱水抽出・濃縮して得られるアケビプラセンタ由来のエキスです。

抗糖化※に対する働きや、弾力繊維フィブリリンの産生促進により、お肌にハリとツヤを届ける働きが注目されています。

アケビエキスイメージ

※抗糖化とは…

「酸化」が肌や体の老化に大きく影響することは知られていますが、肌老化のシミ、シワ、たるみだけでなく、体の老化まで促進する新原因が「糖化」※※です。

お肌と体の老化を防ぐ「抗糖化」は、「抗酸化」よりも注目すべきと言われています。

※※「糖化」とは…

糖とタンパク質が結びつき「最終糖化生成物=Advanced Glycation End Products(AGEs)」という物質ができる現象のことです。

この「AGEs」は一度できると分解されることがなく体内に蓄積され続ける事が知られています。

お肌に「AGEs」がたまると、美肌成分であるコラーゲンを固めてしまい、弾力のなさやたるみの原因となります。

更に、お肌が乾燥し、キメが荒くなってしまい化粧のりも悪くなってしまいます。

「AGEs」は褐色をしているため、お肌が黄ぐすみ、透明感が失われてしまいます。

「AGEs」はお肌にとっても、健康にとっても様々な老化を引き起こす最重要課題だと医学の観点から注目されています。

うちぬき愛媛石鹸の美容成分①へ

うちぬき愛媛石鹸の美容成分③へ

うちぬき愛媛石鹸の美容成分④へ

うちぬき愛媛石鹸の石鹸基材成分・その他の成分へ

 

うちぬき愛媛石鹸

 うちぬき愛媛石鹸

 

 

うちぬき愛媛石鹸の美容成分①

お肌にうるおいを与える代表的な成分である天然保湿成分コラーゲンはもちろん、他にも厳選した美容成分を配合して作った美容液石鹸です。

うちぬき愛媛石鹸の美容成分について、数回に分けてご説明します。

細かい内容なので、興味のない方はスルーでお願いします。

美容成分にこだわりや関心のある方、ご参考にしていただければ幸いです。

 

【水溶性コラーゲン】

天然由来の成分です。

コラーゲンの純度が高く、不純物が非常に少なく、粘性が強いのが特徴です。

粘りが強く浸透性が高いので、ハリ・ツヤ・うるおいを与え、弾力のあるお肌に導いてくれます。

みずみずしい肌

 

【ヒアルロン酸Na】

ヒアルロン酸1gの給水力は6リットルと驚異の保水力を持っている成分です。

年齢とともに体内での生産量は減少していきます。

ヒアルロン酸は安定性・安全性の高い成分で、化粧品にはヒアルロン酸Na(ナトリウム)という形で配合されます。

水に溶けやすく、お肌になじみやすい成分なので、お肌の乾燥を防ぎ柔軟性を保ってくれます。

ヒアルロン酸イメージ

 

【ザクロ果実エキス(アミポリン)】

アクアポリン※発現促進成分により、水分や有効成分の浸透を促進しお肌をみずみずしくします。

また、コラーゲンの生成を促進する作用があり、年齢によるお肌の変化をすこやかに保つ働きがあります。

ザクロ

※アクアポリンとは…

体の細胞膜に存在し水を通過させるという特別な性質をもつタンパク質ことです。

1992年に発見された新しい特殊タンパク質で、発見者のアメリカ人研究者のピーターアグリ教授は2003年にノーベル化学賞を受賞しました。

「水の穴」という意味があり、細胞に小さな穴を開け水分子を1秒間に数十億個通過させることで肌のみずみずしさを保っています。

アクアポリンは加齢とともに減少することがわかっており、40歳を超えると急激に減少すると言われています。

 

【スイゼンジノリ多糖体(サクラン)】

新しい成分で、保水力はヒアルロン酸の5倍です。

水前寺海苔は、九州阿蘇の火山灰層に長い時間をかけてしみ込んで、ミネラルをたっぷりと含んだきれいな伏流水でしか育たないとても貴重な藻です。

分子が大きいため、角質層の内部に浸透することはありませんが、その代わりにお肌表面に天然の膜を張り、水のべールを作ってお肌を守ってくれます。

保水力が優れているだけでなく、お肌から蒸発してしまう水分も閉じ込めてキープするので、内と外からダブルでしっかり肌のうるおいを保ってくれます。

サクランイメージ

うちぬき愛媛石鹸の美容成分②へ

うちぬき愛媛石鹸の美容成分③へ

うちぬき愛媛石鹸の美容成分④へ

うちぬき愛媛石鹸の石鹸基材成分・その他の成分へ

 

うちぬき愛媛石鹸

 うちぬき愛媛石鹸

 

 

「うちぬき愛媛石鹸」誕生秘話

ネオネス化粧品ロゴ

2003年創業開始以来、ネオネス化粧品は東京を拠点に化粧品事業を展開して参りました。

2012年4月から、義母の介護のため東京を離れることとなり、拠点を愛媛県西条市に移すことになりました。

 

愛媛県西条市には「うちぬき」という自噴水が湧き出ています。

キレイでとてもおいしい超軟水です。

うちぬき

 

かねてより、この「うちぬき」を使って石鹸は作れないものかと構想を温めておりました。

私自身が西条市に移り住み生活する中で「うちぬき」が常に生活の中にあり、欠くことの出来ないものであり、常に豊かに満々と湧き出ていることに感謝の日々です。

「うちぬき」とともに生活を重ねるうちに、“この水で石鹸を作りたい”という気持ちがどんどん高まっていきました。

 

工場担当者と何度も会議を重ね、美容成分にも改良を加え「うちぬき愛媛(あいひめ)石鹸」が完成しました。

うちぬき愛媛石鹸

石鹸のパッケージをデザインしていただいたのは西条市在住のデザイナーさんです。

パッケージ中央には、水のしずく。

上部には、石鎚山としまなみの海。

下部には、清らかな水の波紋がデザインされています。

また、印刷は松山市の印刷会社さんに依頼しました。

地元を意識して商品造りに取り組みました。

 

「うちぬき」は西条市に足を運んでいただかなければ、実際に手に触れたり飲んだりしていただくことは出来ません。

しかし、この「うちぬき」を石鹸という形にして、自然の恩恵を皆様にお届けできることをうれしく思います。

「うちぬき愛媛(あいひめ)石鹸」の開発ならびに製造に関わっていただいた全ての方々に感謝するとともに、この石鹸が永く皆様にご愛顧賜れば幸いです。

そして何より、「うちぬき愛媛(あいひめ)石鹸」があなたの毎日の洗顔にお役に立てるよう、そして、美肌作りの一助になることを心から願っております。

本来のサイクルを取り戻せば元気なお肌になれると確信しています。
うちぬき愛媛石鹸

 うちぬき愛媛石鹸

 

 

名水「うちぬき」の話

○うちぬきとは…

愛媛県西条市には石鎚山(いしづちさん)があります。

石鎚山

標高は1982mで西日本最高峰の山です。

その伏流水が「うちぬき」です。

うちぬき

地下15m~30mくらいに鉄のパイプを打ち込むと、良質な伏流水が自噴水となって噴き出してくることから「うちぬき」と呼ばれています。

 

「うちぬき」の歴史を現わすものとしてものとして、天保13年(1842年)に日野和煦(ひのにこてる)編述の「西條誌」によると、天保の時代には既に打抜専用チームがあり、工事が行われていたとのこと。

愛媛県西条市では、天保の昔から現在に至るまで「うちぬき」の恩恵を受け続けているのです。(感謝)

 

○「うちぬき」の水について

水の温度は年間を通して13℃~15℃で、一定に保たれています。

硬度は24~42mg/リットル(西条市役所調べ)

名水百選に選定されたことを記念してつくられたうちぬき広場では、24mg/リットルで軟水の中でも超軟水に分類されます。

うちぬき広場

※WHO(世界保健機構)の水質ガイドラインでは以下のように分類されています。

0~60mg/リットル未満     軟水

60以上~120mg/リットル未満  中程度の硬水

120以上~180mg/リットル未満 硬水

180mg/リットル以上           非常な硬水

 

○水めぐり

家庭用の自噴井は2,000本以上とも言われるほど、豊かに恵まれた地下水。

水めぐりもおススメです。

[西条水めぐりマップ(歩きコース)]

西条水めぐりマップ(歩きコース)

http://saijo-imadoki.heteml.jp/img/mizumeguri01_2.pdf

※発行:西条市観光協会

 

[西条水めぐりマップ(車コース)]

西条水めぐりマップ(車コース)

http://saijo-imadoki.heteml.jp/img/mizumeguri02.pdf

※発行:西条市観光協会

 

西条の名水「うちぬき」で作った美容液石鹸

超軟水の「うちぬき」は石鹸にしてもお肌にやさしい

うちぬき愛媛石鹸

 うちぬき愛媛石鹸

 

 

洗顔のポイント

きちんとした方法で洗顔しないと、せっかくの良い石鹸も台無しです!

チョッと気をつけるだけで正しい洗顔が簡単にできますよ☆彡

 

★石鹸をよく泡立ててください。

泡立てネットを使うと簡単に泡立ちます。

さまざまな泡立てネットがありますが、100円ショップで売っているもので十分です!

泡立てネット&トレイ

 

たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。

たっぷりきめ細かい泡

決してゴシゴシこすらないでください。

強くこすると角質が削り取られて、お肌を痛めてしまいます。

お肌のたるみやシワ原因にもなります。

 

★すすぎはぬるま湯で、十分に洗い流してください。

洗顔-すすぎ

冷たい水は、毛穴をしめて汚れを中に残してしまう可能性があります。

熱いお湯は、必要以上に皮脂を洗い流して乾燥の原因になります。

生え際やあごのラインなど洗い残しがちです。

洗い残しの泡をタオルで拭いたりしないで、キッチリ洗い流してください。

すすぎのときもゴシゴシは厳禁です!

やさしくていねいに洗い流してください。

 

洗顔後は、清潔なタオルでやさしくお肌を押さえるように水分を拭き取ってください。

洗顔-拭き取り

 

私は、洗顔は美容の基本中の基本だと思っています。

毎日のことですからきちんとやりたいですね!

 

うちぬき愛媛石鹸

 うちぬき愛媛石鹸

 

 

石鹸の種類

チョッと細かいお話です。

石鹸は製法によって大きく2種類に分けられます。

 

[機械練り石鹸]

石鹸素地※を特殊な混和機でロール掛けし、圧出機により圧搾しながら押し出し棒状に押し出された石鹸を連続的に型打ちします。

『機械で練る』製法から機械練り石鹸といいます。

ホテルや旅館のお風呂やアメニティーグッズで置いてある石鹸が、すぐに溶けてドロドロになった経験はありませんか?

すぐにドロドロになってしまう石鹸は機械練り石鹸の場合が多いと思います。

 

[枠練り石鹸]

石鹸素地※に、グリセリン・糖・アルコール・水などを仕込み、加熱混合、均一にし完全な液状にしてから、筒などの枠型に流し込み、冷却、固化させ小分けにします。

枠練り石鹸-流し込み  枠練り石鹸-乾燥

『枠型に流し込み』製法するのが枠練り石鹸です。

枠練り石鹸の詳しい製造工程はコチラ!です。

石鹸分として、石鹸素地の他、精製度の高い脂肪酸を中和して使用する処方もあります。

その他、原料油脂の特徴を生かし油脂から製造しているものもあります。(コールドプロセス石鹸)

透明で見た目もキレイで美容成分も多く含まれているような石鹸は枠練り石鹸が多いです。

うちぬき愛媛石鹸も枠練り石鹸です!

 

機械練り石鹸メリット

・連続して大量生産できるのでコストが安い。

・製品の乾燥工程がないので納期が短い。

・いろいろな形が出来る。

 

機械練り石鹸デメリット

・使用感で差別化が難しい。

・製品ごとの特長を出しにくい。

・コストは安いがロットが大きい。

 

枠練り石鹸メリット

・保湿成分が多量に含まれているため、使用感が滑らか。

・石鹸成分以外に美容成分を添加出来るので製品ごとの特長が出せる。

・泡立ちをクリーミーにしたり、低刺激の石鹸も作ることが出来る。

・透明感があり、見た目も美しい石鹸が出来る。

 

枠練り石鹸デメリット

・製造から製品化まで時間がかかる。(約90日)

・製造工程が多いため、コストがかかる。

 

◎うちぬき愛媛(あいひめ)石鹸は…

☆枠練り石鹸です。

☆石鹸基材には、高級脂肪酸を使用しており、刺激成分となる低級脂肪酸は使っていません。不純物もほとんどなく、見た目にも美しい透明石鹸です。

☆防腐剤・鉱物油・着色料・香料・石油系界面活性剤は使用していない、安心・安全な石鹸です。香りは、ローマカミツレ花油で天然の精油を使用しています。

うちぬき愛媛石鹸

 うちぬき愛媛石鹸

 

※石鹸素地とは

原料油脂(ヤシ油・パーム油)に苛性ソーダを加えると、脂肪酸とグリセリンに分かれます。

脂肪酸は苛性ソーダと化合して脂肪酸ナトリウム(石鹸)になります。

遊離したグリセリンは水分と混和します。

これをかくはんしながら、食塩水を次第に加えていくと、水分と石鹸が分離します。

数時間放置すると石鹸分は分離して上層に浮かび、下層は塩分およびグリセリンや各種の水溶性不純物となります。

上層の石鹸部分を取り、チップ状に乾燥させたものが石鹸素地となります。

 

石鹸の歴史

石鹸の始まりは、今から5,000年ほど前の紀元前2,800年ころになります。

古代ローマ時代、サポー(Sapo)という場所で、偶然に誕生しました。

いけにえの羊を焼いて溶け出た脂肪が、灰(アルカリ剤の役割)と混ざって

天然の石鹸が出来たのです。

意外と古くから、石鹸は人の生活に密着していたようですね。

羊  石鹸の歴史1

 

日本には、16世紀ころ鉄砲の伝来と一緒にポルトガルから石鹸が伝わりました。

当時、石鹸はとても貴重品で、手にすることのできたのは将軍や大名など

限られた人たちだけでした。

本来の洗浄剤というより、下剤などの薬用に使われていたそうです。

鉄砲  石鹸の歴史2

 

そのころの日本では、植物灰の灰汁(あく)が主に使われていました。

他には、米のとぎ汁・米ぬか・人の尿を薄めたもの…など

さまざまの物を石鹸の代わりに使っていました。

米のとぎ汁  植物の灰汁

 

日本で国産の石鹸が初めて売り出されたのは1873年(明治6年)。

堤磯右衛門が1本10銭で棒状の洗濯石鹸を販売しました。

 

明治の後半になり、石鹸の価格も下がってきました。

ようやく庶民も石鹸を使って、洗顔、入浴、洗濯などが出来るようになり

石鹸が浸透し、石鹸を使う生活が一般的になっていきました。

 

 

うちぬき愛媛石鹸

 うちぬき愛媛石鹸

 

 

そもそも【 石鹸 】って!?

ネットで【石鹸】と検索すると数多くの石鹸にヒットします。

どれにしたらいいのか迷うほどですよね。

私たちの生活の中で身近な石鹸ですが、そもそも石鹸て何なの?

そして、なぜ石鹸が必要なのかについて少しまとめてみました。

石鹸

 

○石鹸とは…

動物や植物の油脂をアルカリ剤で煮ることにより生成される固形物です。

界面活性剤の一種で、油と水を混じり合わせるため汚れを浮かすことができ、

結果として洗浄作用をもたらします。

 

○本物の石鹸は弱アルカリ性

そもそも、石鹸とは脂肪酸とアルカリ成分が化学反応でできたものを言います。

なので、本物の石鹸と呼べるのは弱アルカリ性以外存在しないことになります。

固形の形をしていたら、石鹸だと思っている人は多いかもしれませんが

それはチョッと違います。

弱酸性とかアミノ酸系などと表記されている石鹸は、石鹸の形をした合成洗剤です。

合成界面活性剤が使われています。

 

○石鹸が必要な理由

私たちの皮膚の表面は、生理的な皮脂の分泌によって、

“すべすべした滑らかさ”が保たれています。

しかし、この皮脂は長時間経過すると、空気中の酸素によって酸化され、

お肌に害を与える物質に変化してしまいます。

 

汗腺から分泌される汗は、水分が蒸発した後に塩分や尿素などを

お肌の表面に残して皮膚を刺激し、

汗疹(アセモ)・痒みなどの皮膚病の原因につながります。

また、新陳代謝より分泌された皮脂は、ゴミやホコリとともに

お肌に付着して垢になります。

 

人の皮脂は分泌されるときは、ほぼ[水分2:脂肪分1]の割合で

乳化した状態ですが、時間の経過とともに水分は次第に乾燥して

脂肪分のみがお肌に残ります。

この脂肪分は単に水やお湯で流しただけでは、

なかなかお肌から洗い流すことは出来ません。

この汚れを効率よく落とすのが【石鹸】です。

洗顔

 

うちぬき愛媛石鹸

 うちぬき愛媛石鹸